デッドストックユニオンの『希望的観測』を見てきました。
あらすじ
小説家のトキワ荘といわれる様な池端春恵が文筆業のマネージメントと住居に、三上遥と言う新人が入って来た。
前任者が3ヶ月も経たないうちに夜逃げ同然に退職した後がまとしての入社だ。
三上には、この事務所に好きな作家、小宮山真がいた。
5冊の本を出版しているが、売れておらず、今では宗教団体のアニメの原稿を書いており、
毎日宗教団体の広報の人がやって来ては、手直しを命ぜられる。
そんなとき、小宮山にヤクザのような見た目の2人組が訪ねて来た。
一人が、小宮山の異母弟だと言うのだ。
死んだお母さんの遺骨を父親と同じ墓に入れて欲しいというのだ。
小宮山の決断と、原稿、そして今後はどうなるのか。
感想
デットストックユニオンの舞台は、twitterで仲良くさせていただいている
元木行哉さんが出演されていらっしゃるので、お伺いさせていただいております。
今回は、なんと!元木さんが腹筋を見せる!!という事をtwitterでおっしゃったので、
私が「え~腹筋が拝見できるのですか!」と大興奮(あ、なんか怪しい発言!笑)だったのですが、
座った場所が悪く、あまり見えなかった。残念(←だから違うって)
元木さんは、ヤクザっぽい弟と名乗る男性。
声量といい口調と良い本物っぽい!
けれど、ボランティアに行った話とか、親を大事にしようとしている所とか、
所々に暖かみがある話し方をされていらっしゃったのが印象的です。
しかし、ほっそーーい。腹筋は拝見できなかったけれど(どったけ後悔しとるん、自分)、
細さがうらやましくてうらやましくて仕方がなかったです。
私の方が体重重そう......
今回は、以前テレンスに似ている!!と和製テレンスと思っていた江藤さん。
ほぼ膝丈のズボンで登場される、普通の?ちょい草食系っぽい事を書いているライターさんの役。
テレンスのかけらもありませんでした。
そんな事よりも足が細くて、全身まっしろ!!!って言う所にビックリ。
そして、要所要所締めてはいるけれど、そんなに重要な役ではなかったのが残念。
その代わりと言うか新しい役者さんが登場。
元木さんと一緒のヤクザの舎弟っぽい男の子と、キャバクラのスカウト。
二人とも、大声を上げて脅す場面があるのですが、
舎弟の子は、怖いって言うよりヤンキーのやんちゃさな感じで、
スカウトの人はめっちゃこわっ。
終演後元木さんにお話をお伺いしたら、スカウトマンの役の人は、パン屋さんでアルバイト。
え?パン屋??とビックリしていました。
パン作るのかなぁ。
そして宗教団体のお二人。
毎回手を合わせて「では」と首を傾げるのですが、途中から一緒にやりたくなってしまって
気持を抑えるのに必死でした。
内容としての感想は、
人を助けて、自分を助ける。という話がテーマだと思いますが、
私としては、全てが自己満足。というか自分が幸せであれば、人を幸せにできるけれど、
人が幸せでも自分が幸せとは限らないと思うから、訴えていた事とはすこーしずれているのだろうな。
って思います。
でも根底は同じだけれどね。
そして、やくざさんが足を洗った理由が、震災後のボランティアに行ったから。
「ありがとう」という言葉は、”幸せなありがとう”と”辛いありがとう”が有る事に気が付き、
やくざではなく、人を助けようとする仕事に就くことにした。
そして、お兄さんとの追いかけっこ、宗教団体とのもめ事、それからもう一つの事件。
前半はコメディとして、こらえきれない笑いが有ったのに、
途中から胸がジーンと熱くなって、大泣きはしていないけれど、
胸が本気で熱くなっていました。
震災の事とも向き合って、行きて行く事とも向き合った、でも全く説教臭くない舞台
それでいつもいろんな登場人物が出てくる舞台で楽しみになっています。
若干、服装が....え?そんな服?と思うシーンが有ったりしますが、
それはわざとなんだろうな。さすがにあんなチェック柄に股上が深いデニムパンツって
いつの時代。って思ったりするけれど、実はチェック柄を脱いだら、ヤクザ舞い戻りという服装も良かった。
あ、チェック柄、実はアバクロで欲しいと思った色に近かったのでビックリしたのだけれど。
まだまだ向き合わなくては行けない物が有るのは分かっているのだけれど(結婚とか、キャリアとか)、
今と向き合って、一歩一歩進んで行く事と、曲がり角を曲がったら新しい出逢いが有るかもしれない。
だからワクワクしながら、進んで行こう!
と誓いを新たに帰ってきました。